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寄稿:『aromatopia』168号 「難民支援におけるハーブ療法の存在意義を考えるー北フランス・カレーの難民キャンプより」

アロマテラピーと自然療法の専門誌『aromatopia』168号にて、英国在住のメディカルハーバリスト Melissa Ronaldsonさんによる難民支援の現地レポートを掲載していただきました。

メディカルハーバリストは人道支援とどう関わっているの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。実は米国に本部をおく国境なきハーバリスト団 Herbalists Without Borders という国際ボランティア組織があり、健康における公正と人道戦を掲げて世界中で活動しています。Melissaさんのように難民キャンプによる支援だけでなく、教育、エンパワーメント、健康アドボカシーを伝えるためにコミュニティガーデンの運営やハーブレメディのワークショップを開いたり、年代や民族、文化的なバックグランドを超えた取り組みが繰り広げられています。

今回の企画は、難民支援の現状を伝えるだけでなく、海外のハーバーリストの活動を伝える一環として、国際的なハーバリスト組織に注目し、設立理念やその活動内容、どのような参加方法があるかを伝えるシリーズの第1回目になります。

今回はMelissaさんが所属する 国境なきハーバリスト団 英国支部 Herbalists Without Borders UK/Calais について最終ページにて補足しています。活動を支えるための寄付も募っておりますので、皆さんのご協力をお願いします(上記リンクより、詳細をご確認ください)。

また、第2回はAmerican Herbalists Guildについて、教育担当委員、セミナー講師としてご活躍のメディカルハーバリストErika Gelentinさんからのレポートを予定しています。


*同168号に掲載のMelissaさんへのインタビュー「ハーブ療法と人道支援ー連帯感をもって臨む」も併せてご一読ください。ロンドンでは、カナルボートを使ったハーブクリニックを運営され、コミュニティ活動としてフェスティバルへの参加したり、ハーバリストの育成に関わったりと精力的な活動と、ハーブ療法への想いも語ってくださっています。