(2020年8月22日発行 The National Institute of Medical Herbalist、Product recall noticeより )
2020年8月18日付けで、アメリカ食品医薬品局(FDA)より、ゴールデンシールパウダー製品に細菌混入によるリコールがかかりました。
今回のリコールは、汚染したゴールデンシールパウダーを臍帯断端へ外用塗布し、新生児が死亡したことによります。
対象となる商品は、アメリカMaison Terre社により2015年1月25日から2020年8月4日にAmazonを通して販売されていた商品で、自主回収されています。Maison Terre社へはカルフォルニア州サクラメントにあるStarwest botanicals社より供給されていました。
対象商品を購入した場合、速やかに使用を中止して、リファンドの手続きをしてください。
現時点では、対象商品のみの汚染であるのか、同じ供給源からの汚染されたゴールデンシールと同じバッチを用いた他のサプライヤーにより販売された製品も対象であるかは明らかになっていません。
しかし、今回の惨事は天然物を利用した製品の品質管理と関連するサプライチェーンについての懸案事項を提起するものです。また、同じ供給元からの汚染したゴールデンシールパウダーを含有する他の製品への潜在的な懸念が挙げられます。これらの製品は英国(また日本)を含みアメリカ国外で流通している可能性があります。
汚染されたバッチのゴールデンシールが国内のハーブ製品製造業社や卸業者に供給されていた場合には、包括的に実施されている品質管理試験手順によって問題が確認され、供給元に関する懸念が高まるでしょう。
したがって、対象商品の安全性が完全に確保されるまで、ゴールデンシールを同一または同様の目的で外用すること、創傷ケアを目的とした使用は避けてください。
詳細はFDAのサイトより